守るべき者〜月が与えた宿命〜
『……う〜ん、うまい……
やはり若いおなごの魂は
うまいのぉ……』
…魂だって!?
どういうことだ……
……門番が村長に
何か話しているようだ
『……親方さま……
今日はもうお済みですか?
実はおなごの数が
足りないのでございます……』
『……な……に!
……確かにここのところ
食いすぎたかもしれぬ……
しかし村の者は
誰ひとりとして
疑う者はいない……
村の若いおなご達を集め
この煮えたぎった湯で
あとかたもなくなるまで殺し
その者たちの
浮かび上がった魂を
食っているとは…な。
はっはっは……』
……!!
なんということだ!!