遠距離恋愛
文句を言っている暇などどこにもない
私は慌てて靴を履き勢いよく玄関を開ける
「いっていまぁすっ」
「気をつけてよ~」
お母さんの見送りは無視しひたすら走る
たしかに浮かれすぎてた、、、
私のばか~
そんなことを考えながら走る
駅に着き電車に乗った
時刻を確認する8:40
電車で学校までは10分
あぁ、、、
完全に遅刻じゃん、、、
肩を落とし電車を降りる
どうせ遅刻だし歩こっ
そう思いとぼとぼ歩いていると
後ろから声をかけられた
「すいません。」
「はい?」
と後ろを振り向くと同じ学校の制服を着た
男の子が立っていた
顔はまさにイケメン!って感じ
うわぁ、、、
私が最も苦手とする用語じゃん
「何ですか?」
私は嫌々聞く
「K高ってどこにあるんですかね?」
「はっ?」
思わず聞き返してしまった
だってもう目の前にあるんだもん
「目の前にありますけど、、、」
「えっ?あぁ、あれですか(笑」
「ぷっ。あはははは(笑」
吹き出してしまった私
だって天然すぎるっしょ(笑