Honey×Kiss*幼なじみは王子さま
そんな楓くんに"好き"って言われて…キスされた私は周りの女の子から見たら、羨ましいとかいいなって思われてるはずです。
それなのに私は梓くんのことが大好きで。
楓くんのことも好きだけど、その"好き"は梓くんに対する"好き"と気持ちも大きさも全然違う。
「もっと欲張れよ」
「…はい……」
髪を優しく撫でられて私は再び涙をこぼした。
ちょっとずつ落ちていく涙。
「泣く意味わかんねぇよ」
「ごめ……。ごめんなさい。楓くんが優しいので……」