Honey×Kiss*幼なじみは王子さま

熱くなってた頬が。体温が一度下がって冷えていく。


状況を理解できない私は眉を下げて無言で梓くんの言葉を聞くだけ。



梓くんは私が楓くんのことが好きだって思ってるんですか?


告白はされましたけど"好き"なんて一言も言ってません。


それに私が好きなのは梓くんなのに……。



「聞いちゃ悪いと思ってたけど……。さっき寝てる隣で愛生言ってたよ。寝言で"好き"って」

「はひっ!!??」



寝てる間にそんな恥ずかしい言葉を口にした自分を想像して下に俯く。


言ったのは事実かもしれないけど。


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