(仮)紅き夢の現実
夢の目覚め
目を閉じればいつも感じていた。
体を包む金属の重みとその場を伝ってくる熱気。それらはいつもそこにはあった。
誰もが私を見ていた。

そして私はいつものように旗をかかげ、それを見た周りの者達が、地を揺らす程の声をあげた。

私は横に目をやり、そこにいる筈の者がいないことに気がつき、目を開ける。

目に映ったのは白い天井。
ここは私の部屋だった。
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