アナログ三姉妹
「ごちそうさまでしたー‼」
ご飯のあとは、甘いものを食べながら寛ぐのが決まりの三姉妹。
今日のオヤツ担当は兄であり、給料日だった兄は頑張りました。
「やー‼ケーキ‼」
「駅前のじゃん‼」
女子の目はキラキラ輝き、
箱を開けたその時‼
瞳に殺気が宿った。
「ちょっと、なにこれ?」
「なにって、ひかりの好きなケーキじゃん」
「信じられない」
「なにが?」
「どうしてプリンが二つにショートケーキが一個なわけ?」
「プリン好きだろ?」
「好きだけど、ショートケーキを3個買うべきでしょ?」
「…」
きっと、
きっと、れいは喜んでいるはずと助けを求めたが、
「プリンはケーキじゃないわよ。んっとに女心が分かってないんだから」