【完結】君が教えてくれたコト
推薦入試を受けにいった高校は去年まで男子校で今年から共学になるという学校だった。
面接を受ける為、控え室となる教室に案内された。
俺は教室の隅に座った。
しばらくすると、教室の扉が開く。
案内の先生の後ろにやってきた女子を見ると、目を離せなくなかった。
これまでにこんな人と会ったことはない…。
本当に同じ歳なんだろうか?
美しいという言葉はこの人の為にあるのではないかと思った。
目が離せなくなったのは俺だけではない。
そこにいた全員が彼女に注目していた。
そんな彼女は俺の横の席に座った。