【完結】君が教えてくれたコト
ここは…弘貴と来て良かったかもしれない。
俺は女の子向けのお店にドキドキしていた。
一方で弘貴は天井と入り馴れてるらしく、何も気にならない様子。
「あー…高野の好みわからないからな」
なんだかんだ言って弘貴も真剣にプレゼントを悩んでくれた。
すると、店員さんが弘貴に声を掛けた。
「プレゼントお探しですか?」
「俺じゃなくてこっちが…彼女に」
急にふられて焦った。
「は、ハイ!俺の方です!宜しくお願いします!」
「穂高…よく宜しくするのな…それくせか?」
「だって…女の子のプレゼントなんて俺、初心者だし…」
張り切り過ぎて、店員さんにクスクスと笑われてしまった…。