【完結】君が教えてくれたコト



「穂高…早く戻って来て…」


あの声は…結花?


「おばあちゃん!結花が呼んでる…俺、そんなにここで迷ってたのかな?」

「そうね、早く戻らないとね」

「おばあちゃんも行こうよ!俺、すっごく大切な彼女と友達が出来たんだ!紹介するから…あ、お父さんとお母さんにも久しぶりに会えるよ」

「ゆうちゃんは一人で行かなくちゃ…大丈夫。おばあちゃんはちゃんと見てるからね」

「え…何で?あ!おばあちゃん!」

「ゆうちゃん、早く行きなさい」




向日葵畑とおばあちゃんが遠くなっていく。





「穂高君!こっちだよ!」


天井…?


「穂高!早くこっちに来いって!」


弘貴…


俺はみんなの声に向かっていた。


早く皆の所に戻りたい。






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