【完結】君が教えてくれたコト
「そういえば一緒に花言葉調べたよね。向日葵の花言葉って『私はあなただけをずっと見つめる』だったっけ?」
「…」
「穂高?」
「う…やっぱりなし!恥ずかし過ぎる!」
「何が………え…?もしかして、穂高がそう思ってくれてるってこと?」
穂高は顔を真っ赤にして俯いた。
「…なしにしないで?私、すごく嬉しいよ…ふぅッ」
嬉しいのに…また涙が溢れてくる。
「結花?もしかして本当はウザかった?ごめん!うわ…俺、また泣かせてるし」
「バカ穂高…あんたに泣かされ過ぎて涙腺おかしくなった…一生分泣いたと思ったのに」
「あーもう!本当ごめん!確実に謝って済むことじゃないけど…そうだ!もう1つプレゼントあるから!」
穂高は私から紙袋を奪って中から出したのはアクセサリーショップの箱だった。
あ…このショップ。
私が好きなデザインの可愛いアクセサリーが売ってるお店。
可愛いくて本当はすごく欲しいアクセサリーがたくさんあるけど、きっとあんまり似合わないと思って今まで買えなかった。
「これで泣き止んでくれるといいけど」
なんか、子供あやす時みたいなんだけど…
穂高は箱を私に差し出した。