【完結】君が教えてくれたコト


授乳が終わるってから結花に促されて、俺は結花のいるベッドの端に座った。


「ベッドの上なら安定してるから何も心配する事ないから」

「はい…」


俺は落ち着いて光輝を抱っこした。


いつもより緊張しない。

光輝の顔を見ていると胸の奥がほっこりした。


「癒し系優真復活したね」

「いやいやーそんな…。光輝、俺がお父さんだからな?これからよろしく」

「ぷっ…なにそれ」

「だって弘貴をお父さんだと思い込んでたら嫌だろ?」

「大丈夫。優真はきっと良いお父さんになるから」


これから初めての育児など不安な事もたくさんある。


しかし、結花となら何でも乗り越えられる。


俺は、結花と光輝を守れる心の強い人間になる。


この時俺はそう誓った。



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