【完結】君が教えてくれたコト
遊園地当日。
朝からかなり緊張していた。
緊張というか行きの電車では手が震えていた。
「穂高?顔色悪くないか?」
「…最寄り駅着いたらトイレ行かせて」
「お、おう…無理すんなよ?」
遊園地の最寄り駅でトイレに駆け込み、昔の太っていた時代の写真を見る。
俺はこの時とは違う…大丈夫…
そう言い聞かせても冷や汗が止まらない。
「…穂高?倒れてないかー?」
弘貴の声でハッとする。
急いでトイレを出る。