夢みるつぼみ〜アイドルと秘密の恋〜




夢華とは駅前で待ち合わせ。



「つぼみ〜!」



駅前に行くと、夢華はもう来ていて私に向かって手を振りながら飛び跳ねてる。



「夢華早かったね」


「うん!だって楽しみなんだもん!そういうつぼみは気合い入ってんね」



そういうと、夢華は私を上から下までジロジロと見てくる。



「別に気合いなんて…」




「つぼみ、髪巻いたりしないよね!めずらしぃ」



「うるさい!」


そう普段私は髪を巻いたりしないけど、今日は特別だから棚にしまってたコテを引っ張り出して、朝から練習してた。



気合い入ってるって言えば入ってるな…



でも、優斗君に少しでも‘可愛い’って思われたいんだ。








< 133 / 296 >

この作品をシェア

pagetop