夢みるつぼみ〜アイドルと秘密の恋〜



「…は?」


話し終わると佐知葉がマヌケな顔でこっちを見てきた。


「別に悩んでるなんて自分で思ってなかったけど…」


「優斗君って、昨日夢華が言ってた、あの優斗君?」

「え、うん。お母さんがマネージャーやることになったって…」


「マネージャー?つぼみのお母さんって芸能人のマネージャーやってたの?!」

「うん。みんなに言うといろいろ…」


「あ〜わかる!得に夢華…」


「そうそう」


二人で納得。


「てか、つぼみが言ってる事がほんとだとしても、悩みが小さい!」


そんなキッパリと…


ほんとだとしても…って信じてないよね?佐知葉。


「ほんとだよ?」
「もしほんとなんだとしても、お母さんがマネージャーならまた会えるじゃん」


あらあら、人の話しを聞いてないな。




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