夢みるつぼみ〜アイドルと秘密の恋〜
昇君の言ってた感じとちがって、化粧が濃く口調が甘ったるい。
「あなた誰?」
「あ、椎名つぼみです。昇君のとも…」
「彼女。俺の彼女だから、お前とやり直すつもりはない」
私の言葉を遮り、昇君が放った言葉は衝撃的。
彼女?
私が昇君の?
「え…えぇ!」
驚いてる私に比べて昇君は顔色ひとつ変えてない。
「じゃあ、なんで連絡くれたの?そんな事わざわざ言うため?私は嬉しかったんだよ。昇君から連絡きて…」
どんどん涙声になってきて、テーブルに涙が零れた。
マヒロさんはお手洗いに言ってくるねと言って席を立った。