夢みるつぼみ〜アイドルと秘密の恋〜




昇君のところに戻って、ファミレスから出ることに。



私たちがファミレスを出るまで、マヒロさんは戻って来なかった。




「その頬どうした?」



「え…あ?!これ?へへ。叩かれちゃった!あ、私が先に叩いちゃったんだけど…ね」



「ごめん…」


今まで見たことがない切ない顔で私を見る。


昇君の手が私の頬に触れる。


まだ、痛かったけどそんな事忘れるくらい今の状態に頭がフリーズ。



「これ」


「へ?」


昇君が差し出したのは…



箱?


「誕生日と今日のお礼」


「えぇ!」


今日はびっくりすることだらけだよ。






< 204 / 296 >

この作品をシェア

pagetop