夢みるつぼみ〜アイドルと秘密の恋〜




家に入ると…


パパーン−

「つぼみ誕生日おめでとう!」


「おめでとう!」


お母さんと優斗君が祝福してくれた。




ケーキは優斗君が作ってくれていたのか、顔にクリームがついてる。



「つぼみ、これ」


「え?…わぁ!」


箱に入っていたのは、指輪。


「ペアリング」


と言って、指輪がついているほうの手をヒラヒラと私の前で振ってきた。


「ペア?ほんとに?!嬉しい!大事にするね」


さっそく指にはめてみる。


あれ?サイズピッタリ。


私計ってないよな?


「サイズはね、手を握っただけでだいたい分かるよ」


「へぇ!」


手を握っただけで…


私はわかんないな!









< 206 / 296 >

この作品をシェア

pagetop