夢みるつぼみ〜アイドルと秘密の恋〜
家に入ると…
パパーン−
「つぼみ誕生日おめでとう!」
「おめでとう!」
お母さんと優斗君が祝福してくれた。
ケーキは優斗君が作ってくれていたのか、顔にクリームがついてる。
「つぼみ、これ」
「え?…わぁ!」
箱に入っていたのは、指輪。
「ペアリング」
と言って、指輪がついているほうの手をヒラヒラと私の前で振ってきた。
「ペア?ほんとに?!嬉しい!大事にするね」
さっそく指にはめてみる。
あれ?サイズピッタリ。
私計ってないよな?
「サイズはね、手を握っただけでだいたい分かるよ」
「へぇ!」
手を握っただけで…
私はわかんないな!