夢みるつぼみ〜アイドルと秘密の恋〜



「佐知葉来て」


夢華が佐知葉を呼ぶ。



そして手を繋いで一つの輪になった。



「私が倒れそうになったら、二人は私を支えてくれる。佐知葉が倒れそうになったら、私とつぼみで佐知葉を支える。だから、つぼみが倒れたら私と佐知葉が支えるよ!」



「何回でも起き上がらせてみせる。それが親友っていうものじゃないの?」


二人の言葉が嬉しくて、また涙が溢れてくる。



「佐知葉…夢華、ありがとう。……大好きぃ!…うぅ…」




それから三人で泣き喚いた。



静かな教室で…











< 255 / 296 >

この作品をシェア

pagetop