夢みるつぼみ〜アイドルと秘密の恋〜




「その時に確信したの。だから待った。決定的瞬間を撮るために…そして売ってあげたの。記者にね!!そしたら見出しに大きく載せてくれたわよ?!」



あれはすべてマヒロさんの…



許せない…


「最低!!最低だよ…」



「…で、どうするの?私に優斗君をくれる?」



「嫌…。くれないとかくれるとか…優斗君は道具じゃない」


「じゃあ、こうしましょう!」


嫌な予感がする。



背筋がいっきに凍り付いて…



聞きたくない



「私に優斗君をくれるか、優斗君はくれないけどこの写真を記者に売るか。二つに一つよ。選んで?」



と言って、写真をぱらつかせるマヒロ。


優斗君をあげるか、


それとも写真を記者に売るか…












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