夢みるつぼみ〜アイドルと秘密の恋〜
夢華の家についたら、佐知葉はもう来ていた。
「つぼみ、相談って?」
「あ、あのね昨日−−」
「えー!!」
「はぁ?ありえない…」
昨日の出来事をすべて話すと夢華は大きな声をあげ、佐知葉は呆れてる。
「それで…どうしたらいいかなって、ずっと考えたんだけど…分からなくて」
「…嬉しい」
「へ?」
佐知葉が口にした言葉にはてなマークしか出ない。
何が嬉しいの?
「なんかね、つぼみが相談してくれて嬉しかったの」
「佐知葉…」
「本当は、つぼみがちゃんと相談してくれるか不安だった。だって、ああ言っても一人で抱えそうなんだもん。けど、相談してくれた……ありがとう。あたしの事信用してくれて」
「こちらこそ…ありがとう」
私って今でも幸せだよ…
私を大切に思ってくれる親友が二人もいて…
私を思ってくれる人がいる。
けどね、優斗君がいれば私はもっと幸せになれるの。