夢みるつぼみ〜アイドルと秘密の恋〜
好きじゃない…
優斗君との居候生活にも慣れ一ヶ月が過ぎた。
けど…この一ヶ月全然全くと言っていいほど優斗君に会ってない。
帰りが遅いのと、朝が早いからだよね〜。
会うとしても優斗君が出かけるときだけ。
優斗君に会いたい。
話したいよ〜
「ただいま〜」
「お母さん!おかえり〜。今日は早かったね…優斗君は?一緒じゃないの?」
「え…。あ、うん。そうね、あとちょっとで帰ってくるんじゃないかな?」
「そっか!」
今日は仕事終わったんだ〜
早く優斗君帰ってこないかな〜
「ふ〜ん♪」
「つぼみ、ちょっといいかしら?」
鼻歌混じりにスキップして階段を上がろうとしたら、お母さんに呼び止められた。
「…うん」
どうかしたのかな…?
お母さんの顔が険しいのがここからでもわかる。