夢みるつぼみ〜アイドルと秘密の恋〜



「お母さん…私優斗君の事好きじゃないよ?お兄ちゃんみたいな感じ?ほら、私お兄ちゃんほしかったし…」


「そ、そうよね!変な事言ってごめんね」



なんか複雑だな…


「ただいま〜」


笑顔でリビングに入ってくる優斗君。


「おかえりなさい」


お母さんは笑顔で言うけど、私笑えないよ?


「おかえり…」


それだけ言って、早足で自分の部屋まで行った。





あたし…どうすればいい?


好きだよ…


でも好きじゃないって言ったほうが、優斗君と一緒にいられるんでしょ?


私が好きって言ってたら、今頃優斗君は家に帰されちゃうんでしょ?






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