夢みるつぼみ〜アイドルと秘密の恋〜
「どうしてですか?今私が帰っても迷惑なだけだと思うんですけど」
「…じゃあさ、優斗がいきなり家を出て行ったらつぼみちゃんはどう思う?自分のせいだって…思わない?」
自分のせい…
そういえば私…優斗君に何も言わないで出て来ちゃったんだ…
「今の優斗はそう思ってる……優斗の事が好きなら笑顔で家に帰ってほしい」
「…でも」
「優斗は!」
ドン−
いきなり大きな声を出して机を叩く黒柳君。
「優斗は……つぼみちゃんのこと…」
「聖夜…」
言いかけている黒柳君を夢華は止めた。
優斗君が私のこと…?
何…?