夢みるつぼみ〜アイドルと秘密の恋〜



「はい…」

一応握手。


これがまさしく、イケメンと言うのだろう。ニコニコしている笑顔は、本物の王子様スマイル。


「高瀬君、先にお風呂入っちゃいなさい」


「あ、はい。お先に失礼します」


一礼して、お風呂場に向かう高瀬君。


「よし。お母さんちょっと仕事行ってくるね!」


「うん。行って…って!えぇ!行っちゃうの?!」


「え?うん。ご飯は作ってあるから、高瀬君と一緒に食べてね!早く寝なさいよ〜。行ってきま〜す」


「ちょ、待って」


人の話しを聞かないで、言いたい事だけ言って家を出ていってしまった…


うそ…。










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