夢みるつぼみ〜アイドルと秘密の恋〜
とうとう放課後。
一旦教室から出て、佐知葉が一人になるのを待つ。
「つぼみ、信也君はいつ来るの〜?」
「そんなのわかんないよ」
「えぇ!じゃあ、今来たらおしまいじゃん!」
お願い!信也君!
遅く来て〜!
「つぼみ、行くよ?」
「うん…」
二人で教室に入ると、呆れた顔した佐知葉が仁王立ちして私達のすぐ前に立ってる。
「なにやってんの?」
「あ、あの、佐知葉に話があって……ごめん!佐知葉は私のためにいろいろ考えてくれてたのに…ほんとにごめん!」
佐知葉に深く頭を下げると、
佐知葉は私の頭を軽く叩いて言った。
「いいよ、別に。で、何か報告でもあるの?」
いつもの優しい頼りのある佐知葉だ!
「うん!」
それから、佐知葉に昨日の事を話た後に、夢華も自分の秘密を全て話してた。