愛すべき人へ…

紘の全て…?

……。

この中には、

逃げられないリアルが待っている。

どうにも変えられないリアルが…。

怖い…。

見たくない…。

知りたくない…。



俺は、なかなか箱を開ける決意ができなかった。


「ビールでいいか?」

気付くと旦那が目の前に戻ってきていて、

コースターの上に、冷えた生ビールが置かれた。

きれいな泡…。

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