愛すべき人へ…
「…そうだよな。
ごめん、な。勝手言って…。
でも現実だ!
ガキみたいにウジウジしてないで、いい加減受け入れろ!」
強い眼差しで俺を見てくる。
この人も辛かったはず。
乗り越えたのは…紘のため。
愛する紘のため…。
愛してるなら…。
箱に手をかけて、蓋を開けた。。。
中には沢山の手紙が入っていた。
封筒にはいってたり、便箋のままだったり、ノートの切れ端みたいのだったり…。
ふと蓋の裏に目をやると、
一枚の写真が貼ってあった。