愛すべき人へ…

「紘さん、明日病院何時から?」

夕飯を終え、いつも通り私の膝でくつろいでいる琥太郎が聞いてきた。

「10時からだよ。
お休みなのに、早くからでごめんね。。。」

せっかくのお休みなんだから…デートでも行きたかったな。。。

「そんなのは全然大丈夫だよ!」

随分と力を込めて言い放ち、
しばしの沈黙。。。

…どうしたかな?


「俺、何を着てったらいい?」

…?
………(笑)


そんな構えることでもないよね?

「…いつも通りで大丈夫だよ?

一体何処へ行くつもりでいるの?」

琥太郎の緊張が伝わってくる。

可愛い子だね?

「だって!先生に会うんだし…。」


んっと…先生は私の両親のような存在か?


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