愛すべき人へ…

両親…。。

自分のことばかり考えてて、すっかり忘れてた。

離婚のことも、病気のことも、琥太郎のことも…何にも報告してないし…

「…今度、私のお母さんに会いに行く?」

軽い気持ちで聞いてみたんだけど、
琥太郎は私の膝から飛び起き、正座をして改まった。

………(笑)


「そ、そんなの…どうしたらいいの?

何て言って会いに行ったらいいの?

俺なんか会いに行っていいの?」

大混乱。。。


「あはは!そんなに慌てなくても大丈夫だよ。。。

ゆっくり決めていこう?」

ゆっくり…その時間を、私に下さい。

神様。。。


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