愛すべき人へ…
新婚旅行
あれから…。
少しずつ体調は崩れていった。
日常生活に支障が出るほどではないが、確実に病魔は私の体を蝕んでいった。
琥太郎に心配をかけることも増え続け、
今後…隠し通せるのか不安になってきていた。
あと…一ヶ月半。
私はどんな最後を迎えるのだろう?
ここにいれなくなるかもしれない。
嫌でも病院に入らなければ、生活すらできなくなるかもしれない。
琥太郎と離れなければならなくなるかもしれない…。