ニブンノイチ

やるきでねぇー…
高校行く意味ねぇじゃん…

あー行くの止めようかなぁー…

って唯が許してくれるわけねぇーなぁ


っと思いながら俺は教壇でつまんねー話をするセンコーをぼんやり眺めてた。


「よう!」


ん?…誰…こいつ…


「おまえ、近藤だろ?」

茶色い栗毛、耳にはピアス、いかにも頭悪そうなやつだなぁ

「あぁ?…俺様になんかようか?」


「俺、土屋太臥(ツチヤタイガ)。おまえ有名だぞ。前に西中に殴りこみにきたろ?俺、西中出身なんだ。」

貴様のことなんざどーでもいい。


「うっとい…話かけんな。」


「おーこわ!まぁまぁこれからずっと同じクラスかもしんないし仲良くしよーぜ」


誰が仲良くなんかするか!
ずっと一緒がいいのは唯だけだ。

…ん?


ずっと……??

「おぃ…」

「…」

「おい…」

「…」

「…」

無視か…貴様…

ゴン!!


「いってぇー!」


報復じゃ!


「いってぇーなぁ!何すんじゃ!」


「貴様、今ずっとって言ったよな。どーいうことだ?」


「あぁぁ!!…てめぇー何もしらねーんだな。このがっこ進級試験ってのがあってそれの点数によってクラスが決まるんだよ。俺らなんてずっとココだろ…問題起こさない限り」
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