ニブンノイチ


その日の夜は約束通りすき焼き。


「おぃ!クソ親父!俺が育てた肉とってんじゃねーよ!」

「あぁ?知るか。だいたいおまえをここまで育ててやったのは俺さまだろ。」

「あぁ!?何わけわかんねぇこと言ってんだよ!いいからよこせ!」

「おまえは野菜でも食ってろ!ってか俺の金で買ったんだよ。最優先は俺っ…」


ゴンッ!
ペチっ!


「「いってぇ~!」」

「こらぁぁ!!ケンカはやめなさ~い!」

「だって唯ちゃ~んこの野郎がさぁ…」

「なぁんだぁってぇ~!」


くぅ~…
なんでだろー
東中の戸黒のパンチよりつえぇーんじゃねぇの?

あぁー…?

ってか…唯…何かおかしくねぇーか?

ペチッって…


「なんで親父は殴らねぇーんだよ。」

「うっさい!…いいから二人とも正座!」


「「…はぁ~い」」


「わかればよろしい…」


おぃ…親父!何、唯
みて照れてんだよ


「おぃ、なるー赤くなってるぞー…ニヒヒ…」


おまえもな…クソ親父。。。


「やっぱいっぺんころっ…」

ゴン!


「ひぁ~ぃ…すびばぜん゛…」


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