ニブンノイチ
「そんでぇーなるぅ…どーなっちゃうの?先生逃げちゃったんでしょ」


あー…そんなどうでもいい話してたっけ。


「しらねぇー…ってか弱すぎだろっ、ちょこーっさぁ睨みをきかせただけだぜ。まぁ俺様の睨みだから仕方ないにしてもマジ弱すぎ。つーか下撲の睨みだけでもあれじゃーな。」


「…下撲…?」


くそ生意気なあのタイガとか言う野郎は俺様の下撲第一号にしてやろう。

「俺様に盾突いてきやがったから下撲にしてやった。」


「へぇー友達ができたんだー!」


「ダ、ダチじゃねーよ!下撲だ下撲!」


「はぃはぃ、よかったねー気が合いそうな人がいて…あたしゃー安心だよ」


「よかねぇーわ!」


俺はおまえと一緒じゃねーと学校行った意味ねーっての!


「こーなったら殴りこみにっ…」


ゴン!
ゴン!


「ぐゎはっ!」


「「なぁーるー!!」」


くそ親父がどさくさに紛れて殴りやがった!

今、ニヤッ…て笑っただろクソ親父!


「…んんーだよー!ぃやだぃやだ!」

「このクソガキ!やっぱいっぺんしな…」


バシッ!


「おーじーさーんー!」


「あー!わるかったわるかったぁ!」


「ったくー二人ともどーしてそんなケンカっ早いかなぁー」


間違いなくクソ親父のせいだな。

よし…唯にバレないように報復じゃ

スネ狙ってやる…グヒヒ…


バシッ

何!?

よんでやがったか

「…っで…まぁたぶんしばらく変わりの先生がくるんじゃないかなぁ…」


バシッ

オラァ!

バシッ

オラァ!


「なぁる~?聞いてる~?」


バシッ!
いいかげんにくらいやがれ~!


「…」


ぎゅ~!

「あでででぇ~」


「いいかげんにしろー!怒んぞーマジでー!」


「ひぃぃ、ごめんなさぁーぃ」


ちくしょー!笑いやがってクソ親父

いつか報復してやる

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