ニブンノイチ

ノックもなしでお構いなく俺だけの空間に突撃してくるおまえ。

それは親父でもしねぇっつーの!

…おまえだけだぞ、唯。


まだまどろみの中にいる俺はぼんやりとそんなこと思いながらおまえをみていた。



「なる!まぁーだ着替えてないの?!今日からでしょ!」


あっ、そうか。
俺、高校行くんだっけ?

おまえの制服がいつものと違うから気がついた。



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