また逢えるその日まで…
現実
「…………。」
ここは何処!?
ニューヨークに来たものの
一人じゃ何も分からないのが
現状だ。
とりあえず、
英語で話しかけてみる。
「…Excuse me。(スミマセン)」
緊張して声が出ない。
「通じてよ…」
思っていることが自然と
声に出てしまう。
けれど、
誰も
何も
言ってはくれない。
それはそうだ。
だってここは…
ニューヨークだもの。
私は孤独だ。
独りぼっちだ…。
そう思った瞬間ー、
気持ちがグッと熱くなる。
その時だった。
「あれ?君…日本人?」