LOVE・ラブ・らぶ-先生と描くsweet life-



「てめェ、俺の女に何してんだよ!!」



突然、聞き慣れた声が聞こえたと思ったら、身体がふわりと何かに包まれた。


そこにいたのは先生だった。


先生は歩を強く抱き締める。


先生はハルキに手を出されそうになってる瞬間の歩を庇ってくれたようだ。



吐き気がする匂いから、嗅ぎ慣れた大好きな先生の匂いに変わり、歩の目から塞き止められたいほどの涙が溢れ始めた。



先生は『少し待ってろ』と歩を自分から引き剥がした。



「てめェが歩にストーカー行為してた野郎か?」


先生の声はトモヤにキレていた時と同じで低めで怖かった。


「そうだけど?っていうか、他の男にレイプされたような女、あんたよく彼女にできんね。俺なら真剣に付き合うとか無理かも」


にやにや笑いながら答えるハルキ。



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