LOVE・ラブ・らぶ-先生と描くsweet life-



しばらく食堂に来てから経っていたので、温かい飲み物が完全に冷めてしまっていた。


この大学の食堂には、会社に取り付けてあるようなコーヒーメーカーが備え付けてある。


一応、お金を取られるが、おかわり自由なシステムなのであまり気にならない。


三人は再度コーヒーをおかわりしに行き、また席に戻った。



熱いコーヒーを啜りながら、


「ハルキさんのこと………トモヤさんとコウダイさんは知っているの?」


歩は首を横に振る。


「ううん……。知らないって本人が言ってた。知られたら絶対嫌われるだろうなって……」


「そりゃそうだよね……。トモヤさんの場合は歩に夢中だったし尚更。」


胡桃が言う。


すると絢乃が、


「あたし………やっぱりコウダイさんと縁切ろうかな」


と言い出した。

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