LOVE・ラブ・らぶ-先生と描くsweet life-
「まぁ、歩のストーカー事件が解決したってことで一件落着。この話はもうおしまいにしよ?」
と胡桃が言い、暗い空気の流れを変えた。
「絢乃、次の新しい出逢い見つけなくちゃね。来週ね、合コン誘われちゃって一緒に行こう………」
はしゃぐ胡桃と絢乃に、
「次は行かないからね?」
と歩が冷たく言い放つ。
『わかってるよ~』と胡桃がおどけて言う。
「でもドタキャンされたりメンバー人数足りないときは…………」
胡桃がテヘッと笑いながら言うので歩は睨みを効かしながら、
「行かないったら行かない!!!」
と言い付けた。
「冗談だよ、じょーだん!!」
冗談が冗談に聞こえないのが胡桃だ。
「ったく、どうだかね~」
歩はコーヒーを啜りながら冷たく言い放つ。
「………歩が信じてくんない。」
胡桃が唇を尖らせて拗ねた。
歩は思わずププッと吹き出した。
胡桃も絢乃もつられて笑いだした。
「やっぱりうちらは笑いながら楽しげに話てんのが一番だよね~」
「そうかもね」
と笑いあった。