LOVE・ラブ・らぶ-先生と描くsweet life-



「じゃあ元気でね」


店長がそう言って歩を見送る。


「別にバイトは辞めるわけじゃないからまた会えますって」


歩がツッコミを入れる。


みんなが笑う。



すると歩のケータイが鳴った。


先生から着信が入ったようだ。



「もしもし」


『あ、歩?今店の前まで来たんだけど、準備できてる?』


「うん。大丈夫」


『じゃあ今手伝いに行く』


「あ、大丈夫だよ。もう鞄一個くらいだから。どうせあまり物多くなかったし、」


『そう?じゃあ待ってる』



電話が切れた。


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