LOVE・ラブ・らぶ-先生と描くsweet life-
何だか二人の間に流れる空気がさっきより親密な感じになる。
クリスマスのカップルの夜―――。
その上、ホワイトクリスマス。
二人は妙に意識し始めた。
「今日さ………一緒に寝るか」
歩の心臓はドキンと大きく跳ねる。
「うん………」
歩は恥ずかしそうに頷いた。
するとふわりと歩の体が浮かぶ。
先生が歩をお姫様だっこしたのだ。
そしてそのまま付けっぱなしのテレビを消して寝室に向かう。
先生は歩をベッドに寝かせる。
毎日ではないが、このベッドで二人でよく眠っている。
いつものベッドなのに今は緊張する。
お酒が入っているのでちょっと酔っているのか、先生の今日のキスは強引な感じだ。
そんな強引なキスで二人にとっての2回目の甘い夜は始まった――――。