LOVE・ラブ・らぶ-先生と描くsweet life-
日が明け、今日は今年最後の大学への通学。
今年最後の講義を受け、いつものメンバー少し遅れた昼食を食べにファミレスに入った。
喫茶店や定食屋となるとランチタイムが存在し遅れると食べ損ねたりし困るが、ファミレスには時間の締まりがないのでありがたい。
注文した料理が運ばれて来て、みんなで食べながらお喋りに没頭する。
話題は恋バナから好きな芸能人の話まで多彩。
何かの拍子に話題はコロコロ変わる。
次に出た話題は正月休みのことだった。
「正月休み何かするの?」
絢乃が切り出した。
「あたしは実家に里帰りする予定」
胡桃が言った。
確か胡桃は南の方の田舎町から上京して来たと言っていた。
「移動代とか高いんじゃない?」
「そうなの!でも年越しぐらい家でのんびりしたかったから奮発しちゃった。絢乃はどう過ごす予定なの?」
「あたしはバイト………」
絢乃がため息をつく。