LOVE・ラブ・らぶ-先生と描くsweet life-
「わ。なんか展開早いね。」
二人は少し驚いていた。
「彼氏の家に新年の挨拶なんて………本当に大人の彼氏の行動だよね。」
ちょっと楽しんでるように二人ははしゃぐ。
「ちょっと他人事だと思って…………。あたし緊張してんだから!ねぇ、どんな格好で行けば良いんだと思う?!」
「知らないわよ、そんなの。そういう経験ないし、ましてや実際見たこともないし」
「彼氏に相談した方が解決するって。」
歩はそうだよねと呟き、今から緊張している胸を抑えた。
それから別の話題の話をしながら料理を食べ進め、食べ終わってからもドリンクを飲みながらガールズトークを楽しんだ。
当たりが暗くならないうちに店を出た。
「じゃあまた来年」
「うん。彼氏の親との対面、次詳しく聞かせてよ?」
「うん」
歩は別方向に別れる二人に手を振る。
「じゃあ、良いお年を」
なんて定番の別れ文句でお開きになり、歩は一人別の道を歩き始めた。