LOVE・ラブ・らぶ-先生と描くsweet life-
「大丈夫。そんなこと、あたし気にしないよ。今はあたしだけの彼氏なんだし、」
歩は先生の耳元に囁いた。
3人には聞かれたくない。恥ずかしい。
だけど今すぐに先生に伝えたかった。
先生はちょっと照れくさそうな表情をした。
「あー!!今、内緒話した!!教えなさいよ!」
「やだね!」
姉弟喧嘩ってこんな感じなんだ……と感じて楽しかった。
それから2時間ほど、いろんな話で盛り上がった。
それからもう使わない食器類の後片付けを江美子と2人でした。
時間は刻々と迫り、あと1時間ほどで年が変わる。
ついているテレビから流れる音楽番組も終盤が近いのか、大物な歌手の出番が多い。
南が先にダウンしてコタツで寝てしまった。
「南を運ぶついでに母さん達も寝るから。お布団はあっちの部屋に敷いてあるからゆっくり休みなさいね」
と正史と江美子は南の体を起こし、部屋を出て行った。