LOVE・ラブ・らぶ-先生と描くsweet life-
「歩ちゃん、お客様よ」
店長が女性を紹介する。
歩は目を丸くした。
そこにいた女性は真山だった。
真山は高校生の時、歩をイジメていた、いわゆる“問題生徒”だった。
だがそこにいた真山は清楚なイメージで、高校の時とは別人のようだった。
「真山さん………、」
歩は真山にいい印象が無くて、真山を見ているだけで緊張した。
すると真山を中へ招いた店長が反応する。
「真山さんって、」
歩は高校生の時、真山に階段から突き落とされて入院に至るほどのケガを受けた。
その事件で真山は学校を辞めた。