LOVE・ラブ・らぶ-先生と描くsweet life-



この事は胡桃と絢乃に話した。


「………何それ。あの合コンの日から?」


「多分……。視線とか追われてる感覚に気づき始めたのはその日からなんだけど、もっと前からだったかもしれない。ただ気付いてないだけだったかも……。」


そんなのいつからだったなんて分からない。


「でもその日からだったとすると、もしかして、そのストーカーってトモヤさん?」


胡桃が言う。


歩はそう考えると寒気がする。


最近、よくトモヤからメールが届くようになった。


歩はアドレス帳からトモヤを削除したが、あっち側は勝手に交換するぐらいだから削除していないはずだ。


トモヤはご丁寧にメールのタイトルに“トモヤ”と自分の名前をつけて送り付けてくる。


きっと、歩がトモヤにアドレスを消すと宣言したからだろう。


現に歩はアドレスを削除したので、タイトルのみじゃ誰からのメールか分からないので一応ありがたい。


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