LOVE・ラブ・らぶ-先生と描くsweet life-
まだトモヤだったとしたら何かしら対処が出来るかもしれない。
だが知らない人だと、全く接点のない人の可能性がかなり高い。
写真は他にも数十枚入ってあった。
バイト中で働いている歩の写真もある。
犯人とは接触したことがあるということになる。
歩は怖くて、自分でどうすることもできなくて、写真を封筒に入れて、封筒ごと通学用の鞄に押し込んだ。
明日、大学に行く。
その日は講義はなく、レポートを提出するのみだ。
そして明日は胡桃も絢乃も行く。
その時にこれを見せよう――――。
歩は震える身体を抑え、今日は早く寝ようと、布団を敷いて潜り込んだ。