ストリング ~スマイル500円
2
今朝は沙織に言われたように早く出るつもりだった。
しかし、いつもの習慣か、急いでも急いでもいつもと同じ8時15分にしか家を出れなかった。
今日は多分いない!
何の根拠も無いが、そう思って歩き出した。
そのとたん、
「おはようございます!!」
うわっ、出た。
今日は正面からだ。
少し先からこっちにゆっくり歩いてくる。
「なんですかっっ!!」
手が届きそうなくらいまで近づいてきていた。
「おはようございます!!」
「だからなにっっ!!」
キーンとした声が響いた。
「朝だから。朝はおはようでしょ?」
必死ににらむ私とは対照的に、子供に言い聞かせるような、落着いた優しい言い方。
なんかむかつく。
「やめてください!」
「なんで?あいさつを?朝なのに?」
こんな子供に遊ばれているみたいでさらに腹が立つ。
しかし、いつもの習慣か、急いでも急いでもいつもと同じ8時15分にしか家を出れなかった。
今日は多分いない!
何の根拠も無いが、そう思って歩き出した。
そのとたん、
「おはようございます!!」
うわっ、出た。
今日は正面からだ。
少し先からこっちにゆっくり歩いてくる。
「なんですかっっ!!」
手が届きそうなくらいまで近づいてきていた。
「おはようございます!!」
「だからなにっっ!!」
キーンとした声が響いた。
「朝だから。朝はおはようでしょ?」
必死ににらむ私とは対照的に、子供に言い聞かせるような、落着いた優しい言い方。
なんかむかつく。
「やめてください!」
「なんで?あいさつを?朝なのに?」
こんな子供に遊ばれているみたいでさらに腹が立つ。