ストリング ~スマイル500円
翌朝もその次もずっと圭吾はいた。
「おはようございます!」
「おはよう」
それに、一言二言いつもの感じで言葉を交わした。
初めて圭吾に会ってから2週間が経つ。
一日も欠かさずに圭吾はそこにいた。
でも、名前は意地になって教えなかった。
それをちょっと楽しんでいたのかもしれない。
「教えない」
と言うと圭吾は一瞬だけ悔しげな顔をする。
しかしすぐに笑顔に戻り、
「明日は教えてよ」
と言う。
この頃やっと悪い人ではないのでは?と思い始めた。
「おはようございます!」
「おはよう」
それに、一言二言いつもの感じで言葉を交わした。
初めて圭吾に会ってから2週間が経つ。
一日も欠かさずに圭吾はそこにいた。
でも、名前は意地になって教えなかった。
それをちょっと楽しんでいたのかもしれない。
「教えない」
と言うと圭吾は一瞬だけ悔しげな顔をする。
しかしすぐに笑顔に戻り、
「明日は教えてよ」
と言う。
この頃やっと悪い人ではないのでは?と思い始めた。