ある猫の小さな話
猫は、何か自分にできることをしたくて

一生懸命、まき拾いを手伝いました。

寒い夜は、おばあさんのふところに入り、おばあさんを温めました。

猫は、おばあさんといると、少しも寂しいと思いませんでした。

お腹がすいていても、あたたかく幸せでした。


猫は、どうしてもおばあさんに『ありがとう』を伝えたいと思いました。

けれど、どうやったらその気持ちが伝わるのか


猫には、わかりません。
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