幼なじみ〜春夏秋冬〜
「結婚前からね、決まってたことなの」



「え…」



「だから…結婚も迷ってた。みんなと離れるなんて耐えられないと思ったから…でも…」



顔を上げた雪姉の表情は当然に何の迷いもなかった。



真っ直ぐにあたしを見て言った。



「夏と離れることも出来ない。夏について行くって決めたの」



< 320 / 376 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop